劇中で使用したカメラ。ビスケットの空き箱、チップスターの容器、ペットボトルの蓋などを使用。
記念すべき初作品。手探りで作ったため、たどたどしさが残っている。
カンボジア人の親子が持っていたライフル。
ベージュ色のものは、子供用の傘を土台にして作成。
黒いほうは、木の板やFAXのインクロールの芯を使っている。
プリンターのインクにはオレンジ色のストッパーがついているのだが、これを照準器の土台に使ってみた。この造形はかなり使い勝手がよく、このあともいろいろな場面で活躍してくれた。
スコープに使ったのは、ヘアカラーについてくるスポイト。これを二つくっつけた。
劇の終盤、主人公たちはカンボジアの森へ入っていく。
その時に背景のパネルが倒れて、草原のようになる。そのパネルの裏側にカメラを設置。
オリジナルの野田版では、舞台の前面に砂のスポットが作られていて、そこにカメラが埋まっているのだが、私たちの舞台ではそれが再現できなかったため、ベニヤ板で作った草の裏側に隠すことにしたのである。
物語の終盤までパネルは立っているため、落ちないようにカメラを設置するのに苦労した。